「水脈」.pdf
水のイメージの抽象画の塗り絵です。(プロセス動画あり)。
たゆたう水と泡のかたちを塗り絵にしました。
絵画の1つのジャンル、「抽象画」。
具体的なモノのかたちを描かず、
点・線・面のシンプルな形態のみで構成されたり、
不定形(たとえば筆致やにじみ、飛び散り)のかたちを生かしたりと
表現方法は様々です。
この抽象表現を塗り絵に取り入れてみました。
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色を選ぶとき、なかなか私たちは「固有色」の縛りから
自由になり難いところがあります。
空は青、雲は白、草は緑。
まあそれが学習なり教養なりの結果ではあるのですが、
そこから発想を飛躍させるのは大人にはむずかしいものです。
その点、図のかたちに意味を持たない抽象画は
自由に気持ちを色で表せるといえます。
思えばマンダラも抽象です。
マンダラ塗り絵から得られる解放感の一因も
もしかしたらそこにあるのかもしれません。
今回の題材である「水」。
水は透明で色を持たないからこそ
自由な発想で、十人十色のぬりえ作品ができそうです。
今の気分で思うままに、
好きな色で染めてみてください。
この塗り絵を制作する過程を動画でご覧いただけます。
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(画像には参考例として色をつけてありますが、印刷は塗り絵用の線画になります)。