塗り絵にはじまる絵画表現のための技法紹介シリーズ。筆で描くことの提案です。
教育・保育や福祉分野で絵画の指導にあたられる方、
担当者さまに向けて、絵画技法ををひろげるヒントを
いろいろとご提案しているシリーズです。
塗り絵をきっかけにしたアート表現をめざします。
*
今回は、筆を使って
「描く」ことをおすすめしようと思っています。
絵の描き方はいろいろありますが、
まず鉛筆で輪郭線を描いて、
その後、筆で絵の具を塗る。
はみださないように。
という筆の使い方が、やはり多いと思います。
学校での図工の授業では
楽しんで思い思いに描くことはもちろんのこと、
手先の訓練、集中力の持続、完成させる根気、
などなどの教育的な目標がさまざまあり、
それは子どもたちの発達の重要な階段のひとつ、
というのは重々承知はしているのです。
でもまあ最初に取り込んだフォーマットというのは
長じて尚、頑固に私たちを支配しがち。
塗り絵が取り組みやすい理由も、
まず好みの図柄の輪郭線がすでにあり、
色を枠内にあて込んでいくのみ、という
なんというか一種の気楽さ、みたいなものも
あるんだろうなあと思います。
そのことふくめ承知の上で
やっぱり筆で描いてほしいなあと思うのです。
筆がつくる強弱の抑揚。
水が筆をつたって落ちていく速度。重力。
にじみと濃淡。
とても雄弁で一期一会。
日本の文具メーカーの筆と絵の具はとても優秀ですので
学童用のものでも雄弁な表現が得られます。
作例の画像は通勤時にホームでみかけた雑木林。
徒長した枝がぴょこんと伸びているのが
おもしろいなあとおもった印象を
描いた記憶スケッチです。
国産文具メーカーの学童用の中ふでを使用。
筆先を使えば細い線がひけて、
全体を使えば太いタッチが得られます。
この作例も一本の筆で描いたものです。
鉛筆やペンで落書きするのが得意な方は、
絵の具を使って気楽に描いてみませんか。
*
ぬりえラボのホームページでは
たくさんの塗り絵画像を公開しています。
・男の子にも人気の「動物ぬりえシリーズ」
・アリスインワンダーランドを題材にした「アリスシリーズ」
・かわいい猫ちゃんが登場する「ネコと花シリーズ」
は、とくにご好評いただいています。
一括印刷は「ぬりえギャラリー」が便利です。
こちらもあわせてお楽しみください。

