線の実験室043・私のインプリミトゥーラ

絵を制作するときの下地のお話です。

保育・福祉の各種施設や学校教育などで

アートの指導を担当されている方に向けて

絵画の技法や絵を描くこと全般について

お伝えするシリーズです。

ぬりえラボの塗り絵とあわせて

日々の創作活動にお役立てください。

*

半年後の作品展に向けての制作過程を記しています。

作品展示の活動はながく続けてきたものの

こういった感じで作品が変化していく様子を

きちんと記したことはなかったなあと思い至り

 しばらく継続してみようかなと思っています。

表題としたインプリミトゥーラ

(インプリマトゥーラとも表記されます)

は、古の画家たちが用いた欧州の絵画技法で

端的に言えば色付きの下塗りです。

その下塗りをする際に、

まだらにしたりハケ目をのこしたりして

有機的偶発的な形を作り

そのもやもやした色ムラの形をもとに

森や岩肌や山々、雲などを描写したそうです。

転じて私。

下地の段階では均一に色を塗らず

筆のおもむくままに色をのせます。

「ああもうできちゃった」

と思うときもあるくらい、

いい感じになるときもあります。

ならなければ、さらにいろいろ手をくわえる。

その名付け難い不定形が

記憶の情景とあるとき結びついて

なにか形をおびてくる。

描くというより、待つかんじ。

見ているときに浮かんできたり

手を動かしていたらそうなったり。

自分でコントロールしようとか

何を描こうかとか思わずに画面に向かうことが

最近は

なんだか自然なことに思えています。

曖昧なものを曖昧なまま受け取る。

それは指導の際にも持っていようと

心がけていることのひとつです。

 

*

ぬりえラボのホームページでは

たくさんの塗り絵画像を公開しています。

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こちらもあわせてお楽しみください。

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