
パステルという画材について。
保育・福祉の各種施設や学校教育などで
アートの指導を担当されている方に向けて
絵画の技法や絵を描くこと全般について
お伝えするシリーズです。
ぬりえラボの塗り絵とあわせて
日々の創作活動にお役立てください。
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パステルという、とても魅力的な画材があります。
なぜ美しいかというと、
顔料という色の素となる粉が
そのまま表面にあるからです。
顔料というのは、ほんとにただ、色の粉です。
なので画面に定着させるためには
くっつけるためのものが必要で、
パステルはその糊剤がいちばん少ない画材。
なので色の粉(顔料)がそのまま(に近い形で)見える、
それが特性であり魅力です。
ほかの画材についても触れますと、
オイルパステルは油分をくわえてあり
場合によってはロウも。
クレヨンはロウと油分が多いです。
水彩絵の具は水性の糊、主にアラビアゴム。
油絵は油。乾いたら固まる乾性油。
古典技法のテンペラ画は卵とか牛乳由来。
アクリル絵の具はアクリル樹脂、
日本画は膠(ニカワ)を用います。
こう見てみると画材の種類というのは
色の粉を何でくっつけるか、の違いです。
もひとつ補足すると
色の粉である顔料は色によっては高価なので
体質顔料とよばれる増量剤も加えられています。
グラウンドに白い線を引く白い粉
炭酸カルシウムが代表的。
日本画で使う貝殻の粉末の胡粉もその仲間です。
日本画の色鮮やかさの魅力も
最小限の糊剤で固定されている故の
美しさだともいえます。
ですが長短はあり、
いかんせんパステル画は
絵画としては最弱です。
日本画も、温度や湿度にとても敏感。
耐久性の王様は、油絵でしょう。
500年経ってもへいちゃら、なものも。
こういった画材のなりたちがわかると、
コレとコレ混ぜて大丈夫かなとか、
重ねてもイケるかなとかがなんとなくわかります。
いろいろ実験したくなりますし、
自分で絵の具を自作、
なんていうことにもつながります。
自分だけの絵の具や道具があることは
自分にしか描けない絵を創りだすことと
同義でしょう。
そこを目指していきたいものです。
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