塗り絵の画像を活用するヒント
塗り絵画像は、プリントして塗る以外にも活用の方法があります。
塗り絵を飽きずに楽しんでいただくためのヒントをご紹介します。
なぞり絵のススメ
塗り絵画像を活用する方法のひとつが「なぞり絵」。やり方は簡単です。
やりかた① 塗り絵をうすくコピーして線をなぞる
やりかた② 塗り絵にトレーシングペーパーを重ねて線をなぞる
鉛筆ではっきりした線を引くのが苦手な(筆圧の弱い)人は、
マジックやボールペンを使ってみてください。
トレーシングペーパーはセロテープかマスキングテープで
何か所か固定すると描きやすいです。
(塗り絵をうすくコピーする場合は、
コピー機の濃度調節を一番薄く設定してください。
機械にもよりますが、一度のコピーで線が薄くならない場合は、
コピーしたものを再度うすくコピーすると良いです。
「原稿の設定」を「文字」ではなく「写真」にすると、
うすくコピーできる機種もあります)。
なぞり絵は、絵画の大事な要素としての「線」を鍛えることが出来ます。
最初はたどたどしく短い線しか引けなくても、
続けていくうちに長くのびのびとした線になっていきます。
線は色彩と同じくらい、もっとも個性が出てくる要素です。
コツはなんといっても楽しむこと。
好みの図案をみつけてあげてください。
そして完成したら、たくさんたくさんホメてあげてください。
そして折をみて、白い紙に「好きなものを描いてみよう」
「これをマネして描いてみよう」とすすめてみてください。
塗り絵・なぞり絵をしばらく続けた方の表現は、
以前よりも力強い線と豊かな色彩を得たものになっています。
〔ぬりえラボ〕の画像をテーマ別になぞり絵にした
「なぞり絵セレクション」も公開しています。
A4サイズ1枚の中に、4つの画像が入っているなぞり絵が印刷できます。
あわせてご活用ください。
トレース塗り絵
塗り絵画像を紙にプリントし、トレーシングペーパーを重ねます。
(テープで数か所固定します)。
線をなぞってから色塗りをしても良いですし、
線をなぞらずに色をぬっても良いです。
出来上がったらテープをはずして白い画用紙にのせます。
ぬりえ原画の線が作品に出ないので、
塗った方の個性がより反映されます。
オリジナル作品のような仕上がりになります。
画用紙に印刷してみよう
コピー機には「厚紙印刷」という機能があることが多いです。
この機能を使って画用紙に印刷してみましょう。
薄いコピー紙の印刷では出来なかった、
水彩絵の具を使った塗り絵をすることができます。
そのほかにも画用紙印刷ならば、
完成作をカードにしたりペーパークラフトに使ったり、
工作したり(ギフトボックスなどもおすすめ)と
絵画から立体物への展開もでき、表現の幅がグンと広がります。
線の色を変えてみよう
塗り絵の線の色を変えてみると、同じ画像でも雰囲気が変わります。
黒以外の色に変えて印刷した塗り絵は一味違った楽しさがあります。
画像編集ソフトを使える方は簡単にできると思います。
上記の色の変更は、ワード(windows10)を使いました。「画像を挿入」して画像をクリックし、「図ツール」→「色」で、こういうのが出てきますので、好きな色をクリックすれば色が変わります。そして大きさの調整をして印刷すれば、カラーラインの塗り絵になります。
ピンクや水色、オレンジもオススメです。茶系の色は落ち着いた感じになります。黄緑や深緑もいい感じです。