塗り絵をきっかけにした絵画表現の技法紹介シリーズ。
絵の具の色を落として紙の白を表現します。
小中学校や保育・福祉の分野で
絵画やアートの指導を担当されている方に向けて
いろいろな絵画の表現方法をご紹介しています。
ぬりえラボの塗り絵をきっかけにして、
描くことつくることを楽しんでいただきたいと
思っています。
*
今回のテーマは水彩画です。
水彩画では明るい部分は紙の色の白さを活かして
表現することが多いです。
紙の白さを見せることで
透明水彩絵の具の特性を生かした表現が得られます。
塗り残したり、マスキングをしたり、
紙の白をのこす方法はいろいろあります。
今回おこなったのは、
いったん塗ってその後乾いた絵の具の層を
水をつけた筆でなぞり、
ティッシュなどでおさえて色をぬく方法です。
絵の活動が終わったあとに
たくさんの絵の具がパレットに残ることは
ありませんか?。
洗い流してしまうのはもったいないけれど、
次の活動のために片づけないわけにもいかない、
という場面は多いかと思います。
乾いても水につければ溶かすことのできる水彩絵の具は、
個人のパレットでは取っておくこともできますが、
共用のパレットを洗わずにそのまま、
というわけにはいきませんね。
その際に次回の仕込みをしましょう。
することはシンプル。
画用紙に、余った絵の具を塗りつけて
乾かしておきます。
次回の活動では水をいれた容器と筆を用意して
水を塗りながら絵の具をぬぐい取っていきます。
そーっとやらないと紙が破れることも。
でもそれも経験ですし、
やぶれた造形も面白いかもしれません。
白がきれいに出るのは
サイジング(にじみ止め)がよく効いている
厚手の画用紙やケント紙など。
紙の表面の強さは濡らしてみないとわからないので、
いろいろな紙でためしてみるのがおすすめです。
表面に凸凹がなくつるつるしている紙が
この方法には適しています。
いちど色を塗っているので真っ白には戻らず
多少の色味がのこります。
そのため微妙なハーフトーンが得られるので
未知の表現に出会えることと思います。
真っ白の部分がほしいときは
表面の層をうすく剥がしてみるのもアリです。
*
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