水彩絵の具の使い方の基本は
乾いてから色を重ねることです。
小中学校や保育・福祉の分野で
絵画やアートの指導を担当されている方に向けて
ぬりえラボの塗り絵をきっかけにして、
描くことつくることを楽しんでいただきたい
という趣旨の技法解説シリーズです。
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水彩絵の具の使い方の基本は、
薄く溶いてぬり、乾かしてから次の色を塗る、です。
意外に浸透していないので、も一度いいます。
薄く塗って、乾かして、また重ねる、です。
透明水彩絵の具であればなおさら、これ一択。
こう使ってこそ、水彩絵の具の良さが活きるのです。
学校の授業で小学生が描く水彩画は
なんというかぐちゃぐちゃしています。
語弊をおそれていません。
ぐちゃぐちゃどろどろしています。してるでしょう?。
それはなぜかというと乾いていないまま
ほかの色を重ねているからです。
授業内に、乾かす時間はまあありませんね。
もちろん乾く前にあえて色を重ね、
色の混ざりをいかす方法もあります。
そこから生まれる独特のライブ感と
力強さもある事は認める、
が、
それは応用なんです。
乾いて重ねるからこその、
水彩絵の具の美しさが基本です。
小学生のころ風景画を描いていて、
抜けるような青空を描きたかったけれど、
青に白を混ぜて、おまけに建物のグレーや茶が混ざり
曇天にしかならなかった。
なんどもなんどもためしてみて、
紙は破れてくるし、
先生にしつこく聞いても
「空はそんな風になってないだろう」
とキレられ(思えばそうとうしつこかったのだろう)
忸怩たる思いの記憶がありました。
長じていろんな画材に触れ幾度も試して理解し
あのときの正解はそらいろを薄く水に溶いて塗り
紙の白い色をいかして(透かして)表現する、で、
「なあんだあのとき教えてよ~」
だったのですが。
先生も知らなかったんでしょうね。
知らないことを小4の私に責められているようで
返事のしようもなかったんだろう
初めて担任を持ってた20台後半の中〇せんせい。
んだからですね。覚えておいてください。
水彩絵の具は薄く溶いて塗って、
乾いてから重ねるのが
基本なのです。
なので今回の、6色を使用した冒頭の作例では
塗って10分から15分自然乾燥、を繰り返し
こんなシンプルな図柄でありながら
1時間以上の時間が
実はかかっているのです。
作例の重なりの表現はこうして得られています。
ドライヤーを使えば時間は短縮できますが、
教室では現実的ではないですし、
実は時間と手間がかかる水彩画、
のお話でした。
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