線の実験室036・多層的に痕跡を残す

なんども重ねて描き、絵の具の重なりを表現します。

保育・福祉の各種施設や学校教育などで

アートの指導を担当されている方に向けて

技法解説と活動のアイデアをご紹介しています。

ぬりえラボの塗り絵をきっかけに

日々の創作活動にお役立てください。

*

水彩画やアクリル画を描くとき、

いちど色塗りをしたらその箇所はおしまい、

という描き方は、

けっこう多いかと思います。

わたしも絵の指導をしていて、

このへんをもっと描こうと提案しても

「いちど色を塗ったところを

なぜまだ描かなきゃいけないの?」

という素朴なギモンにぶち当たることがあります。

なんども描いて重ねていくことで

表現が深まるのだよ、と言いたい。

でも「深い?、はて?」

という顔をされる。

言葉での説明はとても難しいです。

ただ、なんども重ね、描いては消し

を、繰り返した画面には

なんというか時間が閉じ込められます。

そのひとがそこにある、

そのたしかな痕跡が

画面に「在る」という実感があります。

ちょっと本質的なことを言いますと、

わたしは絵画の目的は

「存在の痕跡をのこす」

ということにあるように考えていて、

なのでそういったものに

心を惹かれているからなのかもしれません。

「いちど色塗りしたら終わり」の壁を

どうやって超えてもらおうかなと

いつも思案しています。

*

ぬりえラボのホームページでは

たくさんの塗り絵画像を公開しています。

・男の子にも人気の「動物ぬりえシリーズ」

・アリスインワンダーランドを題材にした「アリスシリーズ」

・かわいい猫ちゃんが登場する「ネコと花シリーズ」

は、とくにご好評いただいています。

一括印刷は「ぬりえギャラリー」が便利です。

こちらもあわせてお楽しみください。

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