「色塗り練習のためのくりかえすカタチ」.pdf
色を変えて色塗りをする練習のための塗り絵です。
シンプルな形が上から下へ何度も繰り返されている図柄です。
一列ごとにいろいろな図形がならんでいます。
この塗り絵は、色を変えて色塗りをするための練習用として作りました。
ぬりえグループの参加者さんのなかに、
色塗りは上手だけれども色選びが苦手、という人がいます。
枠の中にきれいに色を塗ることは得意だけれど、自分で次の色を選べず手が止まってしまうのです。
その方にとって色というのは最初から決まっているのもので、
カラーのお手本通りに塗るか、
「ここはこの色」と指示してもらうもの、という理解のようです。
なのでお手本がない場合はつぎの指示まで「じーーーっ」と待つか、
「ここの色は何色ですか~」と、ひと枠ごとに質問、となります。
でも〔ぬりえラボ〕の方針としては、あまりお手本、使いたくないんですね~。
塗る人によってさまざまに繰り広げられる色彩の世界の驚きを、
楽しんでもらいたいし、私自身も楽しみたい。
こんなとき〔ぬりえラボ〕のグループでは、
「ならんでいる色鉛筆の隣の色を塗ろう」と提案しています。
トンボや三菱の、12色や24色のケースにならんだ、あれですね。
最初はカラフルな24色レインボーカラー、という感じの仕上がりの作品が続きます。
そして、このやり方をしばらく続けると
「色って自分で決めていいんだ」という気づきに次第にいたり、
その人の好みや個性が反映された色使いに変化していくケースが多くみられます。
また一案として、24色や36色のから好きな色を選び12色の空きケースにならべ、
「こんどはこの12色で塗ろう」と提案すれば、色合いがマンネリ化せずに変化を楽しむことができます。
こういった幾何学模様は、好みの分かれる図柄でもありますが、
(花や動物など、形に意味のある図柄を好まれる方は多いです)
色選びにお困りの参加者さんがいらしたら、いちどおすすめしてみてはいかがですか。
もちろん大人の塗り絵としても、さくさくと色塗りにリズミカルに没頭できる「くりかえすカタチ」の図柄は、「色塗り練習」のタグでまとめてご覧いただけます。
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