線の実験室008・割りばしペン

塗り絵のための色々な線を試すシリーズ、割りばしペンを作って描きました。

ぬりえラボの塗り絵を表現するための技法紹介シリーズ。

絵のテクニックを独学するため、

および絵画活動の担当者、指導者さま向けに

役立つ情報をご紹介しています。

今回は、

けっこうこのシリーズの本丸になるかもです。

絵を描くにあたって、

線、というのは

ほんとうに重要な、中核の要素です。

線の質、というのはそれぞれが持って生まれたもので

訓練により伸びやかになったり

気持ちの入れようで力強くなったり

とかはあるのですが、

生来持ち合わせている、風合いというか

持ち味みたいなものは、

そもそもあまり変化しないんですね。

それは「声の質」と

とても似ているなあと思っています。

で、線。

私が持っている線の「質」というものは、

けっこう良いのでは?、という自負がありまして、

それは幾度もお褒めいただいた経験とか、

気持ち良い線が引けたときの爽快感とか、

ぬりえ制作の場でも線に注目いただけることなどから

類推していることです。

(自分自身のことはいつまでたってもよくわかりません)。

そして、わたしがかねてより

この線が最高なのでは?、と思っていたのが

割りばしに墨汁をつけて描いた線、なのです。

みなさまもいちどは、

授業などでやった経験がおありかと思います。

で、その割りばしペンの線の魅力、

たまにどぼっと太くなったりかすれたり、

の魅力はずっと気になっていたのですが、

いかんせん短い線しか引けない。

墨汁をつけては描き、またちょっとつけて、

そのうち墨汁をいれている小瓶がたおれて

わちゃー、

なんてことになります。

長い線が引けないんですね。

でも、このたびひらめきまして、

既存の鉄製のペン先を参考にして、

「インクだまり」をつくってみました、ら、

なんかイイ感じになりました。

ここまで駄文に付き合っていただけた方限定で、

つくりかたをご指南いたしますね。

*

割りばしペン、としていますが

実際はお弁当によくついている

竹のお箸で作っています。

竹のほうがスジがまっすぐなので作りやすいです。

お箸の先にカッターをあててトンとたたき、

半分に割れ目をいれます。

カッターをくいこませて床に軽く打ち付けても、

カッター自体をコンとたたいても良いです。

不安な方は軍手か手袋ご使用ください。

けずります。イイ感じに。

「たまり」をつくります。

言葉で説明するのはむずかしいですね。

こんな感じ。

私は彫刻刀の丸刀でくぼみを作りました。

ペン型のミニドリルとか、

ネイルアート用のドリルとかお持ちだったら便利そうです。

上の写真の形が正解かどうかは

私も、作り始めたばかりなのでわからないんですが、

けっこう墨汁がのっかってくれるので、

長めの線が気持ちよく引けます。

冒頭の作例の、鳥が飛んでいる絵は、

これを使って描いたものです。薄墨です。

ペン先の形で線がいろいろ変化しそうですし、

しょせん割りばしでだって描けるのですから

ぶきっちょさん具合も味になるというものです。

なにより身近なもので作れる、というのが

身近なアートをめざすという

ぬりえラボのモットーに沿っていて

ちょっと気分の良い昨日今日です。

(このつくりかたは昨日おもいつきました・鼻息)。

また修正案などでてきましたら

こちらに追加報告いたします。

*

ぬりえラボのホームページでは

たくさんの塗り絵画像を公開しています。

・男の子にも人気の「動物ぬりえシリーズ」

・アリスインワンダーランドを題材にした「アリスシリーズ」

・かわいい猫ちゃんが登場する「ネコと花シリーズ」

は、とくにご好評いただいています。

一括印刷は「ぬりえギャラリー」が便利です。

こちらもあわせてお楽しみください。

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