「幾何学ぬりえ・細長い四角の積層」.pdf
細長い長方形を組み合わせた塗り絵です。
ひとつの形の繰り返しだけで画面をつくってみたら、
というお題を(自分で自分に)だしてみました。
これ以上ないシンプルな塗り絵とも言えますし、
色の選び方でいかようにも変化させることができる、と捉えることもできます。
ひたすら四角を描きかさねたこの構図は堆積した地層の模様にも見え、
描き進めていくうちに時間を封じ込めているような、なにか雄大なイメージに近づけたい気持ちになりました。
いわゆる物の色、固有色に縛られることなく自由に色を選べる抽象塗り絵は、
瞑想に近い感覚を得られるヒーリングアートでもあります。
色彩の詩人と呼ばれているパウル・クレーの世界観へのオマージュになっている一枚です。
深呼吸をしてゆっくりと、今の自分の心の色をさがしてみませんか。
この「細長い四角の積層」をふくめた10つの幾何学模様の画像を「幾何学模様シリーズ」として公開しています。こちらもどうぞご覧ください。