「風に揺れる」.pdf
空想の植物が風に揺れる様子を塗り絵にして、デジタルで彩色しました。
吉報です。(私にとってです)。
windowsPCで、アイビスペイントが使えるようになってました。
2022年の6月にリリースされていたそうで、
気が付くのに半年もかかってしましましたが、
うれしい。ひたすらうれしい。
ipadでのお絵描きも快適で良いのですが、
やはり「も少し大きい画面だったらいいのに」
が、ずっとありまして調べてみて、
パソコンをスマホになりすまさせて使う、みたいな方法になっちゃうみたいで精度もあんまりよくない、、
みたいな感じなんだなあと思ってあきらめたのが昨年の4月ごろ。
windows版の要望が、やっぱり多かったそうでその後すぐのリリースだったんですね。
もっと早くに気づいていたかったけど、
でも一旦あきらめて最近また加熱しているデジタルお絵描き欲。
このタイミングで出会えてほんとうれしい。
嬉しすぎてちょっとハイ気味だった今週でした。
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ではでは使用感など。
まずwindows版のお値段2350円。
広告非表示の買取り価格です。
ipad版で2年前は1100円。
2つめのipadに去年いれたときはたしか1220円。
今は、1600円なのか~(2023.1月現在)。
windows版のほうがちょっとだけ高いんですね。
リアルの画材の高価さからすれば
油絵具1本・筆1本ぶんのお値段です。平気。
次に、画面に関して。
画面に関しては、同じです。全く同じ。
最初開いたときにデフォルトで縮小画面で表示されるので、
全画面に毎回切り替えるのがひと手間だけど、
それ以外は全~く同じで、それが良かった。
ペンの動きに関しては、ipadのスタイラスペンに軍配ではあります。
ちょっと動作が遅いかな、でもまあ許せるかなの体感です。
(私はandroidタブレットにもアイビスペイント入れているのですが、
これはペンが「ぬろ~ん」としか動かなくて
気持ちよく描くことができずに放置状態。
それと比べると雲泥です。
お値段の違いで是正されているのか、
ペンの性能の違いもあるのかもしれません)。
反応の良さはipadのスタイラスペンで、でもペン先のコツコツ感がどうも気になる。
windowsのほうのペンはペン先がフェルト状の柔らかい素材なので描き心地はこっちに軍配。
一長一短ではあるけれど、画面の大きさを加味すると
選択肢が増えたことはとても嬉しいです。
ipadで気軽に落書きしたものをパソコンでじっくり加筆、
というやり方もでき、自由度が高まりました。
2年前に「デジタル塗り絵をはじめるぞ」、と
いきまいて購入したもののクリスタの使用感の煩雑さにくじけてしまい
ノートパソコンの奥にずっと立ててあるだけだったwindowsタブレットが、
やっと陽の目をみる日がきたのがうれしい今週でした。
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そして作品について。
先週発見しました
「塗りつぶし→消しゴム」の繰り返しでできるノイズ。
このやり方が気に入りましたので絶賛継続しています。
技法としてはリアルでの経験を振り返ると
多色刷り板目木版の考え方が一番近い。
木版画の版木に色をさすときの、
板目の模様を活かしたりボカシを入れたり、
透明・不透明を使い分けたりという工程が、とても似ている。
自分の中に照らし合わせる記憶と経験があるというのは
亀の甲より、のありがたい効用です。
レイヤーも版木も、重ねることと重ねる順番で
いろんなことができる。
ああお絵描きって楽しいです。
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また、ブログ「塗り絵から絵画へ」のカテゴリーでは塗り絵を入り口として、画材の特性や技法、制作過程など、絵画表現にまつわることをご紹介しています。
(※冒頭の画像では制作例として色をつけてありますが、PDFファイルでの印刷は白黒の線画になります)。
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