赤系のランダムフラワー(ぬりえラボのペーパークラフト部)

赤系の色の花びらを組み合わせて作った紙の花です。

今回は暖色系の色でアレンジしたペーパーフラワー。

お花をつくることについては記憶は古くて、

私がこどものころ、母がカルチャーセンターに通って

造花を習っていたことがありました。

3年間くらいだったかな。当時流行ってた布の花でした。

そこで覚えていることは、

「買うものがえらく多いな~」。

コテとか、色々な太さの針金とか、

緑色のテープ。花芯。

こんなにたくさんの道具や素材を買わないと

(それもお教室の先生から購入するのが鉄則で、今思えば3割抜き)

お花って作れないものなの?。

という刷り込みが幼い私にありました。

*

その後絵画と造形を主とする仕事に従事するようになりまして、

お教室や手芸の、お道具煩雑高額問題を遠目に見て

「なんだかな~」という気持ちはずっとありました。

ここ10数年の100円ショップの台頭によって

ずいぶんと民主化された気はしています。

( あ、いっこ付け加えておくと、

わたしも画材や良いお道具の良さは

身をもって存じているほうです。

筆や絵の具、その他の伝統的なお道具が

職人さんの減少によって手に入らなくなることは

心が痛い。

でも同時に、便利かつ魅力的なツールも

新しく生まれ続けている、という

手作り界隈30年の定点観測の感想です )。

*

横から見た赤系の花のアレンジです。

今回の本題です。

赤系のペーパーフラワー

本来ならば自分では選ばないカラーリングですが、

教室や活動での余り紙利用なので、

当然、意図を超えたいろいろな色が出現します。

今回は赤系の花びらをあつめて、

ランダムにつけていきました。

というか前作で青系を抜き出したので、

その残りだったりするのですが、

やっぱり赤系は華やかで

気持ちが明るくなるのを感じます。

*

そして余談の続き。

お花って作れないかな、という想い、

長じてからもたまによぎったことはあったのです。

家にあったし、見慣れていたので。

でも、

「針金がなくちゃお花はつくれない」

「緑色の造花専用のテープが要る」

「花芯を買わないと。どこで売ってるんだろう?」

なんて発想になっちゃうんですね。

刷り込みですから強力なのです。

でもでも私はもうすでに、

大概のものは見れば作れる美術と工作の先生になっている。

そして週2でお仕事してる施設ではなぜか、

「5㎝大の色画用紙の切れ端まで、色分けして保存する」

という企業文化がありました。

そしてそれは、謎に溜まり続けていく。

これをなんとかするのは私の役目ではないか!?、

と思い至ったのですね。ある日。

そこからは形になるのはすぐで、

みんな喜んでくれて、今も楽しんでくれています。

切れはし消費の目的と、

あるものだけで作るというテーマ。

あたらしく購入するのは両面テープと木工用ボンドだけ。

下記で解説しているお花の作り方では、

茎も花芯も葉っぱも花びらもガクも、

ぜんぶ自分でつくれる簡単な方法をご紹介しています。

そしてシンプルなつくりかたなので

アレンジもいろいろです。

結論として何が言いたかったかというと、

余り紙利用の恩恵といいますか、

自分の好みを超えた(派手めの)アレンジが今回できたのが

面白いなということと、

特定の準備なして気軽に始められますよということと、

お花をつくるのはそれだけで気分がアガるし、

飾ったりプレゼントしたりするともっと楽しい。

みたいなことが言いたかったのでした。

*

下記の記事でお花の作り方を詳しく解説しています。

あわせてご参照ください。

ぬりえラボのペーパークラフト部① きほんの花びら

ぬりえラボのペーパークラフト部② ガクと茎と花芯のつくりかた

ぬりえラボのペーパークラフト部③ 葉と蔓と蕊(しべ)のつくりかた

*

また、Instagramの

#ぬりえラボのペーパークラフト部では、

これまでに制作した紙で作ったペーパーフラワーの画像を紹介しています。

そして、ぬりえラボのnoteではお花のつくりかたを

ひとつの記事でまとめて公開しています。

いろいろなアレンジ方法とくわしい作り方を随時更新中。

こちらもどうぞお楽しみください。

 

 

 

 

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