「エジプト文明の宝物」.pdf
男の子にも楽しんでもらえる、エジプトのツタンカーメン王墓の塗り絵です。
男子向け塗り絵その2、のご紹介です。
ツタンカーメン王の遺跡の資料から引用して制作しました。
塗りやすさを考慮して多少の改変をしていますが、雰囲気は再現できているかなと思います。
今回は模写に近い表現になったこともあり、細部をよく観察しました。描いてみて分かったことはエジプト時代の人体への理解でした。
アルカイックとよばれる、型にはまったパターンで描かれているのがエジプトの様式だと思っていたのですが、描いてみるとなかなかどうして、人体のプロポーションや骨格・筋肉などの再現性がすばらしい。そして均整のとれた、時代の美意識でもって統一されている。
まあ、そんなことは世界中の人が、ずっとずっと感じて思い続けてきたことなんでしょうけれど、描いてみて、描こうとして観察したら実感として入ってきた、という感じです。
そして、自分のタッチに翻訳すると、自らの達成度の低さを思い知られるわけですね。
トレースをしてしまえば(なぞって描けば、ということですね)同じもの再現できるんですが、そこはそれ、未熟なりにも全体の統一感を優先しました。細部だけリアルなのも変かなあと思いましたので。
この図案は、大人の男性や中学生男子がファイルから選んで塗ってくれたことが幾度もありました。塗り絵特有の「甘い図案」でないところが良かったのかなあ、と自分では受け止めています。
もちろん歴史好きの女性も多い昨今。「歴史シリーズ」や「世界旅行シリーズ」にも取り組んでいきたいです。
お部屋に居ながらにして、世界旅行や時間旅行を楽しめる。行ったことのある世界の景観を追体験できる。そんな塗り絵の広場を作れたらなあと思います。