「幾何学ぬりえ・四角のバリエーション」.pdf
単純な形の幾何学模様の組み合わせでできた塗り絵です。
四角を中心にして、シンプルな形の組み合わせで塗り絵を作りました。
「四角を塗る」ということを好まれる方が、実はけっこういらっしゃいます。
別の言い方をすれば、「図に意味を求めない方」が一定の数いらっしゃるということです。
塗り絵を選ぶとき、描かれているものが可愛いとか面白いという理由で選ぶ人がほとんどだと思います。好みの図柄だとやる気も出るし、持続のためのモチベーションも上がるものですね。まあそれっていわゆる「普通の感覚」だと思いますね。
ですが、「図に何が描かれているか」をほとんど気にしない方もいらっしゃるのです。
たとえばお花を塗るのも可愛い動物を塗るのも、四角や丸を塗るのとテンションが同じ、という感じです。
かといって、塗り絵に関心が無いわけではない。むしろ逆に、とても熱心ですばらしい集中力だったりすることもあります。
自分でも思い当たるところはあります。
魚や動物、花などを組み合わせて図を作り上げることが楽しい日もあれば、ただただ単純な模様で画面を埋めたい気分の時もある。
そして「単純な作業を繰り返す」というのは、軽い酩酊状態というか、なんだか気持ちよくなってくるものでもあります。私はそうなんですが私だけかな?。
根強い人気のマンダラ塗り絵のヒーリング効果も、じつはそこにあるんじゃないかとふんでいます。単純作業って、な~んにも考えなくていいからリラックスできるのです。没頭するから気持ちが整理できるのです。
好みはそれぞれ様々で、四角が好きな人、ちいさな丸が好きな人、丸の組み合わせ模様の塗り絵(同じ図柄)を繰り返し繰り返し塗る人。ほんとうに好みは人の数だけあるものです。
幾何学模様の塗り絵はじつは需要がありまして、この画像もある方のために(必要があって)作りました。とくに「四角好き」の人はなんだか多い気がしています。(わたし調べ)。
四角が好きな人は、端っこから順番に塗り進めていきます。「楽しい?」って聞くと「楽しい」って楽しそうに答えてくれるので、きっと楽しいんだと思います。
ところで話はかわりますが、アートに造詣のある方はもしかしたらお気づきでしょうか。そうですそうですクレーです。若いころ心酔していた時期がありまして、今もあの詩情あふれる世界を愛してやみません。
シンプルな形からなる構成、ということでパウル・クレーへのオマージュを画面の随所に詰めてみました。幾何学模様を描くにあたり、クレーの画集をひさしぶりにゆっくりと眺めました。そのまま描いたわけではありませんが、エッセンスとして感じて頂けたとしたらとても嬉しい。
日々のリラックスに、頭の中の整理体操に、ちいさな四角をお好みの色で塗り進めてみませんか?。
この「四角のバリエーション」を含めた10画像を「幾何学模様シリーズ」として公開しています。三角・四角・丸といったシンプルな形の組み合わせでできた画像のシリーズです。こちらもどうぞご覧ください。