「幾何学ぬりえ・方形と半円の風景」.pdf
四角形と半円の組み合わせでできた、幾何学模様の塗り絵です。
幾何学模様、という縛りでシンプルな形を組み合わせた描画のシリーズです。
方形(四角形)と半円だけで、というルールを最初に決めて、でもそこに詩情のような、風景を見たときのような何かを込めてみたい。そんな気持ちで描きました。
線に少しだけ感情をのせたくて、丸ペンに墨汁をつけて線をひきました。
筆圧の強弱や手を動かす速さの違いで生まれる「ゆらぎ」。
同じものはもう二度とつくれない。
白い紙に黒の線という、きっといちばんシンプルな描画表現です。
いつもそんなに大層なことを考えているわけではないのですが、
物心がつくかつかないかの頃からずっと、
ず~っとこんなこと(白い紙に黒い線をひく)を
やってきているのだなあと我が身をふと振り返ってしまいました。
*
幾何学模様のシンプルな形からできている塗り絵は、
固有色(空は青、葉っぱは緑というような物の固有の色)に縛られないので
塗る方の個性がつよく反映します。
ヒトや動物や花など具体的な「モノ」の図柄を好まれる方のほうが多いですが、
いちど幾何学模様にチャレンジしてみると
新たな一面を発見できるきっかけになるかもしれません。
この「方形と半円の風景」を含めた10つの幾何学模様の画像を「幾何学模様シリーズ」として公開しています。こちらもどうぞご覧ください。