「パラレルワールド」.pdf
太陽と月が見守る、にぎやかな世界の塗り絵です。
タブレットでお絵描きをする、塗り絵をする、というのが若い世代の人にとってはこれから当たり前になっていくのかなあと思うところがあり、ちょっと始めてみようかと道具を揃えました。
まず最初に描いてみたのがこの作品です。
とにかく何ができるのかすら分からないので、思いつくまま。描きなれている図柄で画面を埋めてみました。
紙に描くのとは違う部分は当然あり、便利な面もありで、結論そんなに好きになれそうにない気はしますが、まあツールのひとつとして、いちおう知っておくべきものとして、という感じ。
五味太郎さんのドキュメンタリーを先日みました。教育やこどもの世界にふれるにあたって、五味太郎さんはほんとうにすごい。深夜でしたがじっくり観てしまって、その中の五味さんの言葉、
「絵に描く世界はその人にとっての理想郷」という言葉が残りました。
はじめてデジタルで絵をかいてみたとき、とにかく何か描いてみようと思って描いたのがこの絵だった。ということが、デジタルツールを使ってみたことよりも自分にとっては重要だったかも、などど思えるところがあり、
ふうん私の理想郷、をみるきっかけになりました。
太陽と月が見守る世界で、区切られたそれぞれの時間の流れがあり、そのどれもが相互に干渉しあうことなくバラバラに過ぎていく。素っ頓狂に無関心に。思いは常にそれぞれあって、でもそれとは関係なくいやおうなく進む。
言葉にするとそんな感じ。
はじめてのデジタル絵と五味太郎さんの言葉で、なにかひとつの自覚がうまれたのでした。
お月さまと太陽がでてくる塗り絵は「太陽と月の国」シリーズでも公開しています。
また、こちらの動画で色塗りの過程をごらんいただけます。
この塗り絵を作っていくプロセスはnoteで詳しく解説しています。
https://note.com/nurielab/n/nc0697b11642b
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トップ画像は参考例として色をつけてありますが、印刷用PDFファイルは塗り絵用の白黒の線描きです。