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映画『風と共に去りぬ』のシーンを集めた塗り絵です。この塗り絵を楽しんで塗ってくれた女性の、素敵なエピソードも紹介します。

『風と共に去りぬ』は南北戦争時代を生きた、アイルランド系移民の父とアメリカ南部のフランス系名家出身の母を持つ気性の激しい主人公、スカーレット・オハラの半生を描いた作品で、十年近い歳月を費やしてマーガレット・ミッチェルにより執筆され、1936年に出版された長編時代小説です。

映画化は1939年。一度はご覧になった方も多いでしょうし、題名に聞き覚えのある方がほとんどと思います。大地真央さん主演の舞台の宣伝を見たのも、けっこう最近のことだった気が。

映画をテーマにした塗り絵があったらいいだろうなあと思い、先日ご紹介した『オズの魔法使い』と同時期に描きました。

〔ぬりえラボ〕には「おとぎばなし」のシリーズがあります。むかしむかしの物語を1枚の塗り絵にしたシリーズです。
活動の際も、たとえば『桃太郎』の塗り絵をするときは施設の職員の先生方が事前にお話のDVD鑑賞をしてくださったり、本の読み聞かせをしてくださったりして協力いただき、とても楽しい取り組みになったことがあります。

みんなが知っている物語、のチカラはなんといってもすごいんですね。

「これ知ってる」「このあとどうなる?」など会話がはずみ、ふだんは塗り絵にあまり興味がない人も、意欲的に参加してくれます。

皆さんなぜか鬼が好き。そして主人公が困っているシーンも大好き。
『おむすびころりん』でおじいさんが穴に落ちるシーンはみんな楽しそう~に塗るんですね。やはり印象的な場面なんでしょう。

これは今週、定期的に絵画指導に伺っている施設での出来事なんですが、職員の先生から「この塗り絵もう1枚ありませんか?」とお尋ねがありました。

お聞きすると、「この映画が思い出の映画なんだ」と年配の女性利用者さんが言ってらっしゃるとのこと。さっそく1枚印刷して、その彼女のもとへ。

「デートでこの映画を見に行ったの」

「え?、だんな様とですか?」

「ううん、違う人。結婚前のことだけどね。主人は知らないの。だってちょっと悪いなって思って」とにっこり。

あまり塗り絵を積極的にされるタイプの方ではないこの女性。そのときは「私はバラが好きなの」と普段よりお喋りも多めでした。この塗り絵のスカーレット・オハラの背景にあるバラを「じゃあピンクにしますか紫がいいですか?」、じっくり考えてバラは赤紫に。とても熱心に取り組まれていました。

彼女とのつきあいはかれこれ5年以上。塗り絵がきっかけで若かりし頃のエピソードと、今まで知らなかった一面に触れることができました。人って奥が深い。そして年齢を重ねることは、いろんなヒダのようなものが時間とともに人生に織り込まれていく素敵なことなんだなあと感じられた日でした。

「だって私モテたもの」。

さもありなん。大きめの目と彫りの深いお顔立ち。もっといろんなエピソードお持ちなんだろうなあ。優しいだんな様は今も彼女に夢中なのかも。

ちょっと長い話になってしまいましたが、何が言いたかったのかというと、こういう誰もが知っている名画というのは「大人のおとぎ話」なんではないかということです。

おとぎばなしのシリーズを子どもたちが楽しんでくれたり、大人が童心に帰ってくれたりするように、映画がテーマの塗り絵は大人が若き日を思い返すきっかけになれるのでは、と思いました。きっと見た人それぞれに、それぞれの想いが記憶となって刻まれているのでしょう。

そしてこの彼女と交わした会話のように、たとえばお年寄りの方のいろいろな話を聞けるきっかけになれたら素敵なんじゃないかと思いついて、、、

『エデンの東』『メリーポピンズ』『雨にぬれても』『カサブランカ』『ローマの休日』などなどなど、いろいろいろいろ浮かんできて、頭がいっぱいになってしまっています。描きたいなあ。描かなくちゃなあ。

こういった対話のなかから塗り絵がすこしずつ生まれます。思い浮かんでしまうと「あれもこれも」となってしまうんですが、でも出来るのはひとつずつ。あせらずちょっとずつ、と自分に言い聞かせています。

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映画『風と共に去りぬ』のシーンを組み合わせた塗り絵