「生命の花」.pdf
太陽と月が一輪の花を照らしている塗り絵です。デジタルで着彩しました。
タブレットとタッチペンを使って、アイビスペイントという描画アプリで描いた作品です。
太陽と月が世界を照らし、命の象徴としての花を不思議な植物たちが見守っています。
画面中央の、一輪の花にスポットライトが当たっているような感じで色塗りをしました。
デジタルで塗り絵づくりや彩色をするようになって、約1年が経ちました。
すべてデジタルに切り替えたわけではなくて、もちろん紙に描いて色鉛筆その他で塗って、ということもしているのですが、やはり便利なのでデジタルの登場回数がふえているなと感じています。
たくさんのツールがあり、全然まだまだ使いこなせてなどいないのですが、
自分ルールみたいなものはだんだん出来てきました。
それは、
「リアルで経験があることをする」という1つのルールです。
紙に画材を用いて描いてきた経験をもとにして、今まで習得したことをデジタルでも、という方針。
これに従っていると、使うツールはほぼ3つになりました。
線描きは「Gペンツール」
色塗りは「パステルツール」と「色鉛筆ツール」
この3つは、リアルとデジタルでの使用感や表現できることの差が、私の感覚ではあまり無いように感じられているからです。
もちろん全く同じではないけれど、リアルでやっていたことがデジタルでもかなり再現できる。
デジタルネイティブの皆さんは直観的に色々なツールを使いこなして、新しい表現を取り入れていけるのでしょうけれど、私はこの方法で、現状は良いかなあと思っています。
なので、今回の作例の表現は、実際に色鉛筆とパステル(もしくは色鉛筆の芯を粉状にしてティッシュ等で塗り広げる※)ですることができます。紙に印刷して色塗りをされる際の参考にも、して頂けるようになっています。
(※のテクニックのやり方は、「ぬりえテクニック③ 下塗りの方法いろいろ」で詳しく解説しています)。
*
ブログ「塗り絵から絵画へ」のカテゴリーでは塗り絵を入り口として、画材の特性や技法、制作過程など、絵画表現にまつわることをご紹介しています。
( 冒頭の画像では制作例として色をつけてありますが、PDFファイルでの印刷は白黒の線画になります )。
*